2020年11月23日月曜日

CBR1000RR(SC57)の整備 シートをアルカンターラ(バックスキン)へ張り替え

CBR1000RR、シートをポリメイトで掃除した後というのもあったと思いますが、とにかくシートが縦長でシートが滑って加速時がヤバイ

という事で滑らないシート表皮に交換する事に

以前は普通の合成皮革への交換だったので安物ビニールレザーで張替を行っていましたが、バックスキン調だと起毛が抜けたり退色が怖いので安物は使えません

という事はまともなメーカーでは一択採用の(?)東レのウルトラスエード(海外ではアルカンターラ)を使用する事になりますが、素材で買っても結構良い値段します

たぶんシート張替用として販売しているモノは1万円近かったと思います

でも、Amazonでアルカンターラ"調"ではない東レのアルカンターラの端切れが2,280円で買えたので張替実施しました

リアシートは破れがあったので表皮毎交換です
防水するため、百均で買った厚手のビニール(今回は掃除機で圧縮する座布団収納袋を使用)とアルカンターラの2枚で張り替えました
以前にもシート張替をアップしているので細かい作業は省略しますが、マイナスドライバーでタッカーの針を全部剥がすと表皮が取れます(接着剤等は使われていません)
アルカンターラをシートに合わせてカットしますが、シート表面は湾曲しているのでその分も見込んでカットしてください
最初に上と下を2か所づつくらいタッカーで留めて、左右も2か所づつくらい留めます
その後どこからかタッカーをバシバシ打って留めてゆきますが、最初に売った位置決めのタッカーは必要なら抜きます
とにかくシワにならない様、一度にたくさんの折り返しが出来ない(タッカーの針が通らないので)様、注意しながら留めてゆきます

リアシートはこんな感じです
注意するのは引っ張りすぎない事
シワをなくすには引っ張りまくると良かったりしますが、それやるとしーとが反って車体から浮いてしまいます
過去にそれで失敗してますので今回は角のシワには目をつむり引っ張らない様に仕上げました
タンデムベルトの張替は素人には無理なのでそのまま装着しなおしています
今回防水に使用したビニールは触ると音がするので良く無かったです
ビニールはもっと厚い素材にすべきかな?

フロントのシートは形状が複雑で元々は裏側で縫製して仕上げています
でも縫製する技術とかないので、シワ覚悟で1枚状態で貼ってゆきます
フロントシートは破れが無かったので、剥がさずに上からアルカンターラを貼る形です
駄目だったらアルカンターラだけ剥がせば元通り(?)

実物は後ろ側の角にシワが出ていますが、それ以外は概ね良好なので満足です
今回使用したタッカーは写真ので百均で300円で売られているモノです
針はMAXの6ミリ針を使用
百均の針はシートベースに通らずポキポキ曲がるのでNGです
このタッカーでは針がちゃんと入りきれない事が多いですが、プライヤーで挟んであげれば針がスコスコ入っていきます
長い針を使うとシート表面側に飛び出して腿にチクチク刺さりますよというか昔刺さりました
実質3,000円以下でアルカンターラ(本物)に張り替えられたので満足です♪
出来上がりについては近くで見ればアラもありますが、概ね素人作業には見えない様には出来たかなと思います

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