2019年8月3日土曜日

Androidスマホをバイク用ナビとして使う-ArrowsSVと0円SIMで自己最強環境構築へ その2-

ちなみにですが、この構成は現在コスパ的に最強だと思っていますし、利便性もほぼ最高だと思っています

前回、如何にしてAndroidスマホである富士通のArrowsSVをスマホナビに選んだかを書きましたが、設定等をどの様にしたか、問題点にどう対応したかを書いておきます

当初、テザリングで普段使いのスマホからネットに接続する様にしていたのですが、
・例えばトイレ等でスマホ同士が離れてテザリングが切れると再接続手続きが必要になり面倒
・スマホの回線契約が楽天のスーパーホーダイで通常使用時は低速(1Mb/S)のためか、テザリングでナビ使用すると最初の地図の読み込みがかなり遅い
と言った問題があり、最初の地図の読み込みがかなり遅いのは結構不便に感じました
・テザリングすると親機側のバッテリー消耗がかなり早い(説明書にも書いてある)ので1日のツーリングだと親機の充電も必要になる

という事で検討した結果、月500MB未満なら使用量0円(500MBを超えると課金される)というnuroの0円SIMを購入しました(初回は3,000円かかります&ひとり1枚まで)
→0円SIMは2020年8月で運用が終了する事になりました
元々500MB以上使ってもらってその金で儲けるモデルだったらしいのですが、殆どの人が0円で運用しちゃった様です(笑)



SIMを挿入するとArrowsSV本体が再起動する様です
接続用の設定はArrowsSVの「設定」から「データ使用量」で、右上の「メニュー」「モバイルネットワーク」「アクセスポイント名」「+」でAPNの追加が出来ます
入力する項目は色々ありますが、SIMに添付された情報部分だけ入力すればOKです
標準では「spモード」が選択されていると思うので、新たに追加したAPNを選択してください
SIMからデータ通信で使用するので、バックグラウンドで通信する系の設定は片っ端からオフにします
で、WI-FIをオフにして放置して、通信履歴を参照して交信を行っているアプリの設定を変更したり、アンインストールしたりします
これで最低限の通信量(≒ナビでの通信のみ)になるはずです
また、ArrowsSVにはデータ使用量上限が設定出来る様で、ArrowsSVの「設定」から「データ使用量」「モバイルデータ使用量」「右上の歯車(設定)」で「データ警告」と「データ上限」が設定出来ました



私は警告を400MB、上限を490MBに設定していますので、永遠に(?)0円運用が可能なはずです。上限来たら不便ですがテザリングしますしw
実際に0円SIMで地図を立ち上げて検索・表示させたところ、テザリングよりは断然高速で自分的には十分快適な速度に達していました(少なくとも安物ナビよりは早い)

モバイル通信問題はコレで解決

もう一つはBluetoothが再接続されないという問題
これは安物ナビでも時々発生して困っていたのですが、電源オフやナビから離れてBluetoothの接続が切れたときに再接続されないという問題で、ArrowsSVで半分以上再接続不可になっていました
で、Bluetooth auto connect というアプリを導入し設定したところ、必ず再接続される様になりました
Bluetooth auto connectは導入時は良いソフトだったのですが、改版されてマルウエアに落っこちた様です
コレ入れてると勝手にソフトウエアをインストールする様に催促してくる様になりました
ナビ使用中に勝手にgooglechromeが立ち上がって広告を表示するので節電モードに入り画面が消えちゃうんですよ、こりゃ酷いってんでアンインストールしました

これでBluetooth再接続問題も解決


ナビに使用しているのはYahoo!カーナビです。Maplusも音声案内の聴こえ片が抜群なので、どちらを使うかはまだ試用中な感じです
Googleマップは場所検索最強ですが、ルート案内がY!カーナビほどではなく、曲がるときの音声案内が遅いです
Y!カーナビは交差点名まで言ってくれるので、交差点が続いているところなどでどちらの交差点で曲がるのかがわかりやすかったりします

掛かった費用としては
ArrowsSV 6,000円
バイクへの取り付け具 約8,000円
0円SIM初期費用 3,000円
バイク専用防水ナビだと中華安物の2年落ちくらいしか買えませんね
ナビ本体が壊れても6,000円で買い替え可能なら2年で壊れても全然痛くありません
SIMを挿れたので、紛失には要注意ですが(と言っても上限で1,600円/月くらいだったはず)

おまけ
ウチの環境はフルフェイスにはB+COMがついてるので、音声検索もそちらから出来ます
全面がガパっと開くシステムヘルメットには聴くだけBluetoothがついているので、こちらは全面を開けばスマホに直接音声検索を掛けることが出来ます(こっちは人前では恥ずかしくて出来ませんが)

Androidスマホをバイク用ナビとして使う-ArrowsSVと0円SIMで自己最強環境構築へ その1-

前回のブログでAndroid用ナビの取り付けなどについて書きましたが、その後追加した事も含めて纏めてみます
まず、元々はバイク専用ナビを使用していましたが、主に地図が古くなったり、使いにくかったりで安物は色々ダメなので、一度スマホをナビにしたら春先で熱暴走した経験があったので、スマホを使うのは避けてきました
ところが昨今は防水耐熱仕様のスマホがあるという事と、テザリング(メインのスマホにWI-FIで繋いで子機的スマホからもネットに接続出来る機能みたいなもの)でナビ専用機を用意すれば壊れてもネット環境を失わない(今時、出先でスマホを失うと致命的ですからねぇ)という事で

(写真は商品説明HPより)

色々検討して、耐熱・防水仕様で国内メーカーで中古が安い(エントリーモデルなので)富士通のArrowsSVというスマホを某ソフマップで6,000円で購入してきました
で、最初に使用した感想としては
〇防水は当然だが、気温35度超えでも当たり前の様に動作している
〇渋滞回避ルート提示は都内ではかなり便利
〇地図が最新の安心感
〇検索が非常に楽(音声検索もかなりGOOD)
〇低スペックスマホとは言え、ナビに特化すれば十分な性能
〇問題発生時にアプリでリカバーできる(後述)
〇Androidも7までアップデート出来るので、安物中古としてはgood
〇専用機よりかなり軽い&薄いので外して持ち運ぶのも楽→前回のブログで書いたQUAD LOCKの効果も大
×テザリングの設定が面倒(ツーリング中でのトイレ等でも一度切れると再接続手続きが必要)→0円SIMで解決
×BlueToothが再接続しない場合がある(デイトナの聴くだけブルートゥース2という機器を使用)→アプリで解決→そのアプリが駄目になり後継ソフトを探している
(写真は商品説明HPより)
 ちなみに聴くだけブルートゥース2は安くて単3電池仕様という事でオススメ
×充電問題(無線充電に対応していないので、長時間使用には有線接続が必要)
×過酷な使用環境なのでスマホの寿命(特に電池)はおそらく短命(でもおそらく安物ナビの2年よりは長く使えそう?)
×もともとdocomo端末なので余計なソフトが山盛りで、削除してまわるも幾つかは削除不可

まだまだ長くなるので、問題解決などについて分けて書きます
とりあえず今までに使ったナビとしてはダントツに使いやすくなっています