2010年6月19日土曜日

フロントフォーク、オイルシールの交換(右側だけ)

先日フロントフォークの油面調整をしたのですが、右側はだだ漏れでオイルシールが全く機能していませんでした(道理で油面調整の際、大量にオイルを注ぎ込んだわけだ!)
ということで、右側だけオイルシールの交換をする事に
オイルシールはたまたま中古部品屋にVT用の新品が100円で売られていたのをゲットしていたので、それの交換にチャレンジ

まずはフォーク上の黒いキャップを手で回して外し、24ミリのレンチでその下のキャップを緩めて起きます。
外しちゃ駄目ですよ。ビヨーンと来ますから。
次はハンドルのストッパーになっているリングをマイナスドライバーで外します
これは簡単ですがどこかに飛んで行かない様に注意しながら
ハンドルを止めているボルトを緩めます(たしか12ミリ)

ボルトが緩んだらハンドルが抜けます


ハンドルが抜けたらフロントフォークを固定している2本のボルトを緩めます
片方は6角レンチ、片方はたしか14ミリ

下の写真は見上げる様に写してるのでわかりにくい写真になっています。
右の輪はホーンです

ここでジャッキを使ってフロントを少し持ち上げます
車に入ってるジャッキで作業しました
次にシャフトを抜きますので、右下の2本のボルトを緩めます
で、ボルトを回して抜きます
スタビライザーのネジも外します

ここまで外せば下からフォークが抜けます。すぽんと
ここで、緩めておいた上のボルトを注意深く外して(ビヨーンとなるので)、バネ2個とわっか1個を外します(このへんは前回の油面調整のトコ参照)

ダストシールをマイナスドライバーで抜くとこんな感じの白い輪がついていて、これは固定されていないので簡単に取れます

その下にオイルシールが抜けるのを防止するためのCリングが入っているので、出来ればリングプライヤで抜きます
この時は持っていなかったのでマイナスドライバでフォークに傷をつけない様に気をつけながらホジホジと外しました
ここで、フォークの下についてる6角ボルトを抜くとインナーチューブが抜けるのですが、固くて外れません。ネジを舐め始めたのでやむをえずバイク屋さんにインパクトレンチで緩めてもらいました。
店員さん良い人で「料金は良いですよ」と言ってくれた。
で、ボルトを緩めてもらい、家に帰って、ネットの情報通り、力任せにスコンと引っ張るとイッパツで抜けました
・・・が、勢い良すぎてオイルが少しズボンにかかった(--;)
これでフロントフォークはバラバラ
古いオイルシールを外して、フォーク下のボルトを固定するところまで、外した手順の逆で組みます

オイルシールとフロントフォークにグリスを塗り、上下を間違えない様に(写真で見えてるバネが見える面が上) フォークにはめます

オイルシールは中に打ち込まないといけないので、専用工具が必要なのですが、5000円くらいする専用工具の変わりに350円くらいで買ってきたビニールパイプを使用してゴンゴン打ち込みます
ちゃんと打ち込まないとオイルが漏れるらしいので注意

打ち込んだらこれくらい奥に入り込みました
で、Cリングを嵌めて(外す時より大変です→リングプライヤがあればたぶん楽勝)、白い輪をつけてダストカバーをつければこの周辺の組み立て終わり

オイルを入れます。FEは260ccらしいので百均で買ってきた計量コップで測ります
使用するフォークオイルはヤマハ製。ホンダのは高いんですよ
で、260cc入れたらスプリングを入れずにいっぱいに縮めた状態で、フォークの上から183mmのところに油面がくればOKらしいので、長いドライバーに183mmの箇所にビニールテープを貼って、ちゃんと183mmくらいになったか確認
で。183mmになっていたので、そのオイルが漏れない様、一旦上のキャップを手で回す程度の蓋代わりにつけて、フォークを本体に装着します
本体に装着して軽く締めておいたキャップを外し、長いバネ(密度の高い方が下)・輪・短いバネの順でセットし、キャップを手で嵌めます
ジャッキアップしたまま作業をします。サスが沈むとネジを嵌めるのが極めて困難になるからです
ハンドルを装着してしまうと、ネジが嵌めにくくなるので、ハンドルはまだ外したままでエイコラと
軽く嵌ったら、あとはレンチで本締めしますこのあと、ハンドルを乗せて、抜け止めのCリングがギリギリ入る様にフォークの突き出しを調整します
タイヤのシャフトやフェンダー等を忘れずに装着し、黒いキャップをつければ完成
ハンドルのネジ等も締め忘れの無い様に
オイル漏れは全くありません。
これでフロントサスは実にしなやかになりました