昨年の九州ツーを終え、10年10万キロ(実際には9万キロでしたが)の大整備をやろうと思っていた事、概ね完了しました
今回の書き込み以外にも、前後サスのフルオーバーホールや漏れ始めたヘッドカバーガスケットの交換等を行い、今回は
・ドレスアップの意味も込めたウォーターパイプの交換
・酷く汚れていたが洗う事が出来なかったエンジン全面やマフラー、ラジエターの清掃
・色がハゲたエンジンの再塗装に合わせてサイドカバーと一部パーツの塗装
・普段手が入らない所の清掃
等を行いました
これはウォーターパイプを交換する前に撮影した、パイプがどういう角度で入っているかを記録するためのものデジカメは便利で、作業前に撮影しておくとその場で元の状態が確認出来ますね
ちなみに撮影は防水デジカメを使用しています
油等が着いた手で操作するので後から洗剤洗いが出来るのが良いです
マフラーを外したところです
マフラーより上の部分はかなり・・・かなり掃除したのでだいぶ綺麗になっていますが、もともとはヘッドから漏れたオイルとホコリ等が分厚い層になって大変な事になっていました
そこはある程度綺麗にしましたが、マフラーの奥にあたる部分は写真の様に酷い有様です
ちなみに真中近辺の灰色っぽい汚れは阿蘇山の火山灰だと思います
エンジンブロックの上部、2番と3番シリンダーの辺りは塗装が剥げてしまって普段は見えない場所ですが見えるとちょっと酷い感じです
外したマフラーです
手が届かないトコは汚れ放題でしたね(^^ゞ
チタン製なので腐食はまず無いのが助かります
ピカールで遠慮なく磨いて、プレクサスでコーティングしました
スタッドボルトのサビが結構酷くて、半分くらいはナットと一緒にスタッドボルトが抜けてしまいました
上の写真はボルトを抜いた後ですが、半分クライスタッドボルトが無い(ナットと一緒に抜けた)ですね
今回は全スタッドボルト&ナットを交換するつもりだったので、すべてのスタッドボルトを抜きました
抜き方はダブルナットという方法を使います
ちょっと前にバックステップのスタッドボルトを挿入する際に使った事を書いたので、ダブルナットについてはソコを参照してください
割と簡単に抜けますが、挿入時はトルク管理が必要なので、トルクレンチは用意しておきましょう
エンジンブロックは家庭用の油汚れ洗剤とかを使って汚れを落としました
エンジンはウレタンスプレー(ツヤ消し黒)で塗るのですが、ウレタンスプレーは2液を混合する関係で、使いだすと24時間でスプレーの中も硬化してつかえなくなります
なので、サイドカバーと色あせた一部金具を一緒に塗りました
ウレタンは本当に良い仕上がり&強度になります
ウレタンスプレーを塗る前に洗剤を使って良く洗い、乾かしてからシリコンオフで脱脂して、サフェーサーとしてミッチャクロンを塗りました
エンジンに使用するわけですが、ミッチャクロンマルチは150度の焼き付け塗装にも使えるとあるので大丈夫でしょう(空冷はウレタン塗装ともども、止めておいた方が良いでしょう)
エンジンの塗装ですが、マスキングテープが見当たらなかったので、養生テープでマスキングしました(笑)
黒いエンジンの一部を再塗装するだけなので、綺麗にマスキング出来る必要はないのです
少々にじんだ方が塗装が段差にならなくて良いですよ
まぁ、覗き込んだ時に鉄の地肌が見えなければ良いので
磨き終えたマフラーです
サイドカバーの裏側も普段目にしない箇所なので、この機会に綺麗にしておきます
青のパイプが今回交換する水冷系のパイプです
必要性よりドレスアップ的意味合いが強いですが、組みあがった後の実車を見ると良い感じになってます
という事で綺麗にしまくってウレタン黒で一部を塗ったエンジン、綺麗になりました!
ラジエターを外したあとのウォーターパイプのラインには汚れが落ちない様、ビニールでカバーしてあります(写真右手前)
水冷系のホースを交換しましたが、写真の青いパイプはオイルを冷やす為のパイプです
サラっと組んでる様な写真ですが、マフラーのガスケットはちょっと悩みました
(写真とってなくてすみません)
スタッドボルトはダブルナットで組み上げますが、ちゃんとした(ダブルナット用の?)ナットを用意した方が良いでしょう
薄めのナットを使ったら規定のトルクを掛ける前にダブルナットの方が回ってしまいました
当然ですが、スタッドボルト挿入時はネジロック剤(中強度再分離型)を使用します
また柔らかいメタルのガスケットなので結構ぺったんこに潰れてマフラー側に貼り付いていました
それがガスケットと気づかず、ドライバーでちょっとこじっても動く気配が無かったので「もしかしてノジマのマフラーにはガスケット要らんのかな?」と思いましたが、そんなハズもなく、他のシリンダーのパイプをよく見ると少しガスケットの隙間が見えたので無事ガスケット交換出来ました(;^_^A
てことで組みあがりました
チラっと除く青いパイプ、たぶん蛍光成分が入っているんだと思いますが見た目良い感じです
セットで3千円台なので、色あせたらまた交換すれば良いし
フレームのサイドカバーも元々そういう色だったかの様にフィットしています
ウレタン塗装はムラになりにくいのも特徴だったかと
写真ではわかりにくいですが、サビチェンジャーも使用して、チョット錆が出てたトコも黒錆化してさび止めしました
何故かインジェクションユニットのカムみたいな部品に赤さびが発生していたので、今回黒錆化しています
近日銀色のタッチペンで塗るつもり
ちなみに黒と銀のタッチペンを持っていると色々助かります
特に黒いバイクはヽ(^。^)ノ
整備終わりと言いつつ、ちょとした改造も予定しています。ホントにチョットしたものですけど
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