2010年12月15日水曜日

タペットクリアランス調整その2

というわけで、前バンク側のタペット調整にラジエターを外す必要がありそうという事で、水冷液を抜きます
指差しているとこのネジが水冷液のドレンボルトですので抜きます。
この時点ではまだラジエターキャップは外しません
先にキャップを開けるとドッと液が出てくるからです

ドレンボルトを抜いて、2Lのペットボトルを差し込んでキャップを外します
これで水冷液がドボドボと

一服するくらい待ってドレンボルトを締めます
液の交換ではないので全部抜け切れなくても良しという事で
(たしか全交換で1.7lだったはずなので2Lのペットボトルなら全量入るはず)
右側のラジエターホースとリザーブタンクからのホースを抜きます
先週ラジエターのネジは外してあるのでそのままラジエターをずらす事が出来ます

ケーブルだけで繋がってるので引っ張らない様に注意してボディにひっかけておきます

外れたヘッドカバーはパーツクリーナで綺麗にしておきます

後ろバンクと同様すきまゲージでIN側0.1、EX側0.15に合わせます
0.1(ex側は1.5)のゲージがギリギリ入る幅で本締めまで行います

あとは元通り組み立てて、ラジエターキャップのところからクーラントを入れます
入りきらないのでエンジンをかけて減っては継ぎ足しで完成

これで完了・・・かと思いきや異音が出る症状に変化がありません
どうもカムチェーンテンショナーが働いていなくてカムチェーンがシリンダー内に当たっているのではないかと某掲示板で指摘を頂きました
今度はテンショナーの検査をする事になりますね・・・まだまだ整備は続く・・・

2010年12月5日日曜日

タペットクリアランス調整その1.5

後ろバンク側のバルブクリアランス調整では異音がなくならなかったVT250FEの前バンク側に挑戦です

今日は用事があって、作業時間が2時間程度しか確保出来ないのですが、昨日と同じ作業内容で済むなら2時間あれば終わる・・・ハズでした

最低でもラジエターをずらす必要があるので、カウルは外しました
外し方は前にも書いたと思いますが、タンクとカウルを繋ぐ下側のネジとミラーを止めているネジを外し、ウィンカーの線それぞれ2本づつを外せばカウルは外れます

カウルを外した所ですが、ナビとETC用に設置したシガーソケットが見えます
この場所なら結構な雨でも濡れません


ラジエターを少しでもずらせばヘッドカバーを外せるのではないかと期待し、ずらしてみることに
ネジは上の写真の1箇所だけで、したは溝にはまってる構造となっています

ずらした所です。このへんが精一杯だったので、この状態でカバーが外れるかチャレンジ
上の写真のネジがタンクを装着したままだと回せなかったのでタンクまで外しました
キャブメンテでさんざんバラしているので楽勝

で、カバーが外れたのですが、上の写真までしか開きません
何とかこの状態でセッティングしようとしたのですが、すきまゲージがちゃんと入らなくて計測から出来ないという状態になり、測れたクリアランスだけでも調整しようと思ったのですが、狭くてクリアランス調整用のネジが回せません・・・
これはもう冷却水を抜いてラジエターを外すしかないという結論に達し、今日はここまでとなりました

前バンクの現在の状況はEX側は規定値の0.15の様ですが、IN側は規定値0.1に対し0.2が入る様です
今日くらい暖かければ作業するのも大したこと無いですけどね、来週も暖かいといいな

2010年12月4日土曜日

タペットクリアランス調整その1

とりあえず、「この方法が正しいとは限らないというかたぶん間違ってる」という事で認識お願いします
まねて変な事になっても当方は責任を持てませんよ

朝遅く起き出して、ツール屋に飛び込んですきまゲージを購入
550円なので安価♪

最近、回転を上げると金属を叩く様な音がする様になったので、タペットクリアランスを調整する事にしました

と言っても経験ないしマニュアル高くて買えてないという結構危険なチャレンジ?
一応ネットで情報を調べて、後ろのバンクから調整という事で、異音は前バンクからの様な気もしていましたが後ろから

手馴れたもので、シート→サイドカバー→タンクを外して下の写真の姿へ

プラグキャップを外してフレームに固定しているネジ1個を外してコイルをずらします
ヘッドカバーのネジ4個を外すとパカッと外れます

バルブが見えました
inが0.1、outが0.15というクリアランスの規定値ですが、キャブとマフラーの関係でinとoutを理解してください。VTの場合はV型なので前と後ろではinとoutが前後のバンクで逆になります

調整をするのが圧縮上死点という事で位置を知る為の窓を見なければならないのですが、硬くて回りません。
ココで挫折するんじゃないかと思ったくらい(^^;
CRCを吹いて10分くらい放置して、マイナスドライバを指してコンコン叩いて回しました
以前ナメかけたブレーキフルードのキャップのネジもこの方法で開けました
窓が見えましたが小さい
実はクランクを回す方法をちゃんと考えてなくて、どうもジェネレータカバを外して手で回すのが正しいやりかたっぽいけど、ガスケットとかもあるので少し悩む

悩んだ末、ギアを6速に入れ、手でタイヤを回してポイントを出す事にしました
かなり見えにくいのですが、窓から見えるマークで
|T|F|
  1 ←1は後ろバンク用、2は前バンク用
という事で、最初に1番のTの左側の線と覗き窓の上の三角マークを合わせましたが、0.5のスキマゲージすら入りません
というか、どこに入らなきゃいけないのかも知らない様な状態だったので途方に暮れかけましたけど、更に1回転させてみると今度はゲージが入ります。
ここが圧縮上死点の様です
4箇所の内、他は規定値の様で1つだけIN側で0.5は入るけど1.0が入りません
正直誤差の範囲だと思うのですが、一応調整

8ミリのレンチでネジを緩めて上の四角いところを回してクリアランスを調整します
0.1が入って0.15が入らないとこまで調整(といっても1/4回転も回さない)して、8ミリのネジと供回りしない様にラジオペンチで固定しながら8ミリのネジを締めこみます

スキマゲージを入れて、0.11ミリは入るけど0.15ミリは入らない事を確認して、ばらした順の逆で組み立て
エンジンは無事始動で一安心
でも、試走してみると異音は変化無しという事で予想通り前バンクでした
前バンクはラジエターやカウルをどうするか考えないと作業が出来ないのと、開始した時間が遅く、だんだん暗くなって来たので本日は前バンクまで
後ろハバンクで慣れたので前も何とかなるでしょう
異音の原因がクリアランスなら良いのですが・・・

2010年11月28日日曜日

ハンドルカバーとツーリング

冬に向けて、今まで使った事が無かったハンドルカバーを導入してみました
今までは冬は走らないという感じだったのですが、指の痺れさえ何とかなれば冬でもツーリング自体は出来ると思い
で、これがまぁ素晴らしい効果ですね。
11月なら夏物のグローブでも平気です。たぶん12月以降は秋物的なグローブにすると思いますが、今まではスキー用とか冬用とか使ってとにかく手が動かないし、寒さで痛くなるしでどうしようも無かったのですが、ハンカバがあれば平気そうです
たしかに格好は悪いんですけどねぇ

紅葉と富士山を見に芦ノ湖経由で朝霧高原まで行きました
上の写真は芦ノ湖近辺の旅館みたいなトコ

富士山です。天気が良くてなかなかステキな写真が撮れました

道の駅 朝霧高原です。奥に富士山が写っています
実は富士山が見えている事に気がついてなくて、帰って写真を確認してて気がついたんですけどね



オイル交換とバッテリー液の補充

久しぶりの更新です
バッテリーが2週間でセルが回らなくなったので、良く見てみると液が減っています
なんか液の残量が見えにくくて、軽く見た時はLOWレベルより上にある様に見えていたのですが、影だった様です
買った時からついていたバッテリーなので、どれくらい使用しているのか全く不明で、液を補充してももう駄目かもしれません。
気休めにサルフュージョン対策もこめてチョット高級品の液(300円)を・・・
右のはただのジュースです

オイルもひと夏使いましたし、今年は春~夏で6000km以上走りましたので遅いくらいのオイル交換です
使うのはもちろんULTRA G2 ツーリング用で純正以外を使う意味はありませんね
廃オイルの受けにはオイル処理用の箱を使います。5L入るのでメンテとかもう一回のオイル交換まで使用出来ます


メインスタンドで持ち上げての作業です
走行中にバンクするとすぐに擦ってアレなメインスタンドですが、やはり整備の際には役に立ちます
判りにくいですが、VTの下部です。ここのボルトを緩めてオイルを抜きます
ちょっと手前に見えるのはオイルフィルターのボルトでフィルターを抜く場合はこちらを外します
フィルターは前回交換したので今回は交換無し
こちらのボルトを抜いた後にエンジン右側の前方にあるオイルの挿入口のキャップを外します
先にキャップを外すとドレンボルトを抜いたときに勢い良くオイルが落ちるのでハネ防止に後からキャップを外します

バイクをゆすったりしてオイルを抜いている間に液の補充です。
メンテナンスフリーバッテリーではありませんから黄色いキャップを抜いてバッテリーに引いてあるUPPERレベル付近まで液を充填します

液の充填が終わったらドレンボルトをしっかり締めてオイルを入れます
入れるトコに書いてありますが、フィルター交換無しでは1.9L入れるので、まぁ100ccくらい残ったかなくらいまで入れます

メインスタンドを下ろして車体をまっすぐにして、オイル覗き窓をチェックしてレベルが異常になっていないか確認してオシマイ

基本的な作業ですので30分くらいで終わりますね

2010年9月17日金曜日

インボードディスクのブレーキパッド交換

ブレーキパッドの交換です。写真が多いので文章短めですが このやり方は素人の作業ですので、手順が正しいとは限りません(というかたぶん間違っています)真似る方は自己責任で インボードディスクのパッド交換には前輪を外す必要があるのでブレーキフルードのリザーバタンクのネジを緩めておきます フロントブレーキのシャフトを抜くので、ココに2本のネジを外します
パッドを留めているシャフトのネジも後で外しやすい様に緩めておきます
このネジが3箇所あるので外します。反対側にナットがあるので無くさない様に注意
今回交換するディトナ赤パッドです。単に一番安かったから・・・
フロントホイールを外すので、ここでジャッキをフロントタイアがちょっとだけ浮くくらいに持ち上げます
手前にキタナイ布が見えますが、座椅子の上にキタナイ布を乗せています
これはディスクを外した際に乗せておく台が必要になるからです
台が無いとブレーキホースがヤバイ事になります ジャッキアップしたので、ここでシャフトを抜きます
抜いたシャフトです。当然ですがフロントタイアが外れますね
ここでインボードディスクのカバーが外れて、サビサビのディスク本体が現れます
マイナスドライバでこじって3箇所あるホイールと留めている箇所を剥がします
するとディスクとブレーキ本体ごと外れます
外れたディスクは座椅子に乗せてホースが引っ張られない様にします
当たり前ですが、この先ブレーキレバーを握らない様に
パッドを外した後に握るとたぶんエライ事になります
ディスクプレートとディスクユニットはすぐに外れますので、ピンを抜いておいたパッドも同時に外れます
(後でピストンを戻す事を考えたらピンを外す必要は無かったですね)
交換前と交換するパッドの比較です。
こうやってみると、まだ交換する必要は無いのですが、1回のツーリングで下道400kmとか走ってしまうので、早めの交換が吉かと思いましたので
交換前のパッドより新しいパッドの方が厚いので、ピストンを戻す必要があります。
結構というか、かなり固かったので、少しだけピストンにCRC556を塗布して動きやすくしてやります(注意:CRC556を塗布するのは間違っています。ドライバで無理矢理広げるか、ピストンプーラーでグリグリする等でピストンが動く様にしましょう)
もし塗布した場合は後でちゃんとふき取りましょう。 で、古いパッドをつけたままレンチで押し広げました
広げるとブレーキフルードがリザーバーに逆流して溢れるので、正しくはスポイトで抜きましょう
私は面倒臭いのでティッシュで吸い取りましたが・・・
ちゃんと広がったらブレーキレバーのところのリザーバータンクのネジは締めてください
新しいパッドを装着しますが、裏面には鳴き止めのグリスを薄く塗ります
赤パッドが黒くなっているのがソレです
本当はパッドの角もヤスリで削った方が良いらしいのですが、良くわからないのでそのまま
こんな感じになりました
ディスクプレートもちゃんとはまります
まぁ、あとは元通り組むだけですが、プレートは油で汚れるのでパーツクリーナーで油を落としておきます
こんな風に指で止めますが、3箇所とも指でキッチリ嵌めるのは大変なので、カバーのネジでハメコこみます
シャフトを通すときに、下の2枚の写真のガイドをちゃんとあわせて装着してください
インボードだから赤パッドなんて無意味と思っていたら一応見えるんですね
地味ですがステンメッシュホースと合わせて、ちょっと自己満足
とにかく生命に関わる部品なので組み付け、締め忘れの確認は念入りに
近所で試走しましたが驚くほどタッチが固くなりました(良い意味で)
まだパッド自体が慣らし中ですし、ハードなブレーキング等はしていませんがタッチは非常に良くなりました
まだ交換しなくてもイケましたが、結果的には交換してよかった♪